ちょい真面目な話 その5
すべて、資本主義の発達のなかで、農民の生産物の商品化と下層農家の労働力の外部への販売が急速にすすんだことの結果ですが、そこから重い小作料の負担をはねのけて、みずからの小生産者としての発展なり、みじめな生活の改善なりをかちとろうとする農民の運動が生じてきたのでした。
そして第三に、こういう一般的な条件のうえに、大正九年(一九二〇)以来の慢性不況の圧力がくわわることになりました。
このなかで、労働者は資本の合理化のこころみのシワよせをうけて、労働の強化と人員整理11首切りの犠牲をたえず背負わされたし、農民は農産物価格の低落と動揺に悩まされました。
かれらのそれにたいする抵抗が強められるのは、こういうわけで、まさに当然の成行きだったのです。